みなさまどーもです!ゆーさんです!
3月は一般的には別れの季節ですが、次の月には新しい出会いが待っています!
看護業界も3月は退職者が多く、4月に看護学校を卒業したての新人看護師が入社してきます。
この時期はどの病院や施設も何かと忙しいのではないでしょうか?
今回は4月から新人看護師となる私たちの仲間に向けて、自分の過去の経験談を交えて心構え的なものを書いてみたいと思います。
僕の知事試験、国家試験の例
この時期は准看護師知事試験、看護師国家試験も終わりあとは合格発表を待つのみですねー!
知事試験は各都道府県で発表の日時は違いますが、北海道は3月11日です。国家試験の発表は全国一律で3月22日です。
わかりますよー・・・試験が終わって自己採点してドキドキです。
僕たち先輩看護師も、みなさんと同じ気持ちでこの時期を乗り切りました。
ぼくの場合ですが、レギュラーコースではなく医師会系の看護学校で、准看護師から正看護師になったパターンです。
お世辞にも優秀とは言えない学生でした・・・(笑)。
当時の准看護師知事試験は問題数が全部で80問(今に比べたらかなり少ないですよね?)。そのうちの6割が正答していれば合格と言われていました。48問正解したら合格です。
わたし・・・・自己採点で48点でした・・・( ノД`)シクシク…。
当時の担任(のちに恩師と呼べる存在となり、今は病院で看護部のトップとして一緒に働いています。当時としては珍しいナースマン教員です)が、『お前は落ちる可能性があるから、青森の知事試験を受けた方が良いんじゃないか?』と言われました。
もう約30年位前のことです。当時は北海道の知事試験で落ちる危険がある生徒は、別の地域で知事試験を受けることがありました。知事試験は都道府県別に試験日が違うんです。当時は青森で受けることが多かったと思います。
ちなみに今年度の知事試験日を調べてみると、都道府県によって2月4日と2月14日に分かれていました。
現在もそのような学生に対して、そういう対応をしているかはわかりませんが・・・。看護学校の教員の方、現状はいかがでしょうか?
ぼくは、ダメだったら違う仕事しようかな?って思っていたので青森での受験を見送りました(笑)。それくらい落ちこぼれに近い学生だったんです。
しかしまさかの知事試験合格し准看護師になれたわけですが・・。
正看護師の学校には3年かかってやっと入学しました。
看護師国家試験は札幌で行われるので、クラス全員で札幌前入りで宿泊です。
まわりのみんなは最後の追い込みとばかりに、問題を出し合ったり、黙々と最終チェックをしてみたりと、おのおの取り組んでいました。
ぼくね・・・まわりが問題出しているのを聞いてて、全然わからくて、そこに居ればいるほど、焦り始めました(笑)。
怖くてね・・・自分の部屋に戻って、あろうことかコンビニでお酒を買ってきて飲み始めました。わからないんですもん。試験前にわからないことがたくさんあったらビビるでしょ??最終チェックやる気にならないの(笑)。
ビビッて寝るに寝れず・・・。なにもせず現実逃避とばかりに飲みましたー・・・。
やってしまいました・・・。(そのメンタルの弱さは今も変わらずです)
案の定朝は起きれず、二日酔い状態・・。その時の引率の担任に怒られもせず呆れられ・・・。
ずいぶん昔の国家試験のため、今とは問題数も内容も違います。午前と午後に分かれ、午後からは状況設定問題があります。必修問題なんてありません(そんなもんあったら、俺なんていつまでも受かりませんわ)。
朝ごはんも満足に食べられず、お酒の匂いをプンプンさせながら試験会場に連れていかれ(笑)、なんとか午前の試験は終えました。問題は午後からの試験でした。
命からがらサンドイッチを食べ、嘔気を感じながら耐えていました。
午後の試験スタート!まったく気合いがはいらず、あろうことか睡魔さんが襲撃してきました・・・。
睡魔の攻撃魔法にあっさりとヒットポイントを奪われ睡眠へ・・・。最悪です。
気づいたら時間は残り1時間ほど・・・。なんで誰も起こしてくれないんだーーーー!3年間一緒に頑張った仲間だろうがーー!と心の中で怒りましたが、しょせんは自分がまいた種ですので・・・。
結局、全問解くことができず終わってしまいました(今どきそんな学生いないですよね?)。
そして自己採点、できませんでした(笑)。自分が答えた個所にチェックをつけていないのが多くて参考にもならんかったです。学校で副校長に呼ばれ、静かに怒られたのを覚えています。
チェックつけたとこでわかる範囲で自己採点して、ギリギリの6割くらい。知事試験の時と同じ全く同じ状況です。
まさかの奇跡の合格でしたが、クラスでは2人落ちてしまいました。その二人は次の年にリベンジして合格!いまは立派に師長や主任をしています。
何の励みにもならないと思いますが、いろんな人がいろんな思いで試験を受け、今も頑張っています。
現役のみんなが、今の時期不安になるのはよくわかる!
資格試験なので一定の点数を取ったら合格です。1点でも満たなければあっさりと不合格です。そんなもんです。
これまで歯を食いしばってやってきた経過を、ポジティブに捉えて今は待つしかないです!
お母さんであり、お父さんである学生もいるはずです。
子育て、家のことやりながらでも、ある時は脱落する仲間を見ながら辛い実習を乗り越え、何度も教員に添削されながらも卒論を完成させ、試験勉強で追い込み、ここまでやってきた自分を褒めてあげてください。
あえてつらい道を選んででも看護師を目指した自分は、現状で過去最高の自分だと思いませんか?
だって看護学校に入るのは簡単だけど、卒業する方が何倍も困難だと思いませんか?入学した時より、今は仲間が何人脱落しましたか?脱落者・・・多いはずです。
最高の自分で結果は天に任せましょうよ(笑)。
看護師の仕事はあまくない 僕の体験談も交えて(笑)
頭ではわかっていると思いますが、
この仕事、そんな甘いもんじゃないです。初めに言っておきます(笑)
4月から体感すると思います。看護の仕事が嫌になったり、この仕事に向いてないんじゃないか?って絶対に思います(笑)。ほぼ100%。
毎年、新人看護師はそう言いますから~(笑)。逆に考えればそこを乗り越えられると、この仕事の素晴らしさがわかります。
順調に新人時代を乗り越える人なんてほぼいませんから。
わたし・・学生時代は落ちこぼれでした。
看護師として働きだしても・・あまりそこは変わりませんでしたー(笑)。ウケる。
当時僕と同期は3人でした。まあ比べられましたよ。今と違って新人看護師教育というしっかりした枠組みはなく、一つ上の先輩に業務を教えてもらう感じでした。
個人病院レベルではあまり新人教育を体系的に行っていない時代です。教え方自体も、教育的な関りができる人はあまりいなかったと思います(大学病院なら違ったと思いますが)。
極端な話、私のやり方を見ておぼえなさい的な感じです。
そして僕はまあ覚えが悪い・・。何度も同じミスをしたり、同じことを言われたり・・。同期がどんどんいろんなことができるようになっている間、僕はまだ基礎的なことしかできていないというか、させてもらっていませんでした(笑)。
しだいにステーション内でも浮いているような状態になり、気づけば『いじめられてる??』って感じることもありました。
ただそれもこれも、自分が悪かったことが原因です。
半年くらい経って、出勤してステーションの休憩室に自分のカバンを置こうと入った時、
そこにはドーン!と腕を組んで正座をして座っている師長がいました。
顔が般若のような吊り上がった眼で、怒っているのは明らかです(笑)
そして言われたことは20年以上たった今でも覚えています。
『座りなさい。あなたこれまでどういうつもりで仕事をしているの? いろいろ先輩から言われているけど、どう思ってる?』
『あなたに欠けているのは素直ではないことです!』
『常に言い訳がましいことを言っている。』
『看護師としてではなく、人として、社会人としてもっと成長しなさい。』
『私たちのミスが患者さんの命取りになることを真剣に考えること。何回も言います!素直になりなさい。』
人前で泣いたのは小学生以来だったと思います。
悔しさではなく、自分の不甲斐なさと情けなさにです。
振り返ると、ことあるごとに指導者の文句を言って、自分のことは棚に上げて批判ばかりでした・・・。
新人看護師としての心構え
先に書いて、お分かりの通り、看護師以前に社会人としての行動がとれていませんでした。
新人看護師が気を付けなければならない事は何だと思いますか?
早く業務を覚えることですか?
同期の中で一番仕事ができると思われることですか?
要領よくやることでしょうか?
・・・
・・・
一番は『素直であれ!』と言いたいです。それに尽きます。
(新人の時に言われたまま笑)
新人看護師は失敗するものです。その時に一時的に厳しく指導されることがあるでしょう。それはスタッフのあなたに対する評価の対象にはなりません。今の時代、新人のミスくらいで、その看護師の人格を決めるようなことはありません。僕たち管理者は、そんな教育をスタッフにしていないので安心してください!
まわりのスタッフは新人のあなたを受け入れるために、『教育とはなにか』ということを勉強しています。
少しでも安心して看護師ができるように、のびのびと業務を覚えれるように、あなたと同じくらい勉強しています。
ときどき、個性的な先輩看護師もいますが(笑)。この業界確かにいろんな人います(笑)。
どんな時もハキハキと素直な態度で日々を取り組めれば、病棟の仲間として受け入れられ、辛くても先輩たちやプリセプターに助けられながら、のびのびと充実した新人看護師一年目を終えられると思います。
失敗を恐れず、同じ失敗を繰り返さないように、そして真摯に患者さんと向き合ってください。
わたしたち先輩看護師は、少しずつでも成長しているあなた達を見るのが好きなんですよー(笑)
ただね、どうやってもつらい時があるんですよ。
ココロが疲れてしまう時もあるんですよー。
仕事のことを考えると、動悸がしたり、震えてきたり、眠れなくなったり、ご飯が食べれなくなったり、いろんな反応が出るときもあります。
そんな時は無理せず、正直に素直に我慢せず、話せる人に打ち明けてください。
看護師として真剣にいろんなことに向き合っているからこそ、ココロが反応してしまう時がありますからね。
だけどそれは成長している証なんですよー
休むことも必要な時もあります。
こんな僕でも一応いろんな経験をしてきた落ちこぼれ師長ですから(笑)。
デキる師長にはないアドバイスもできますよー(笑)。
これを見て新人看護師に限らず、何か相談があればいつでも協力します。
(てか・・・これを見てくれる人・・・いるのだろうか・・・笑)
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あ!最後に・・!
たぶんこれからいろんな医学書や参考書を買うことになると思います。こういう本は結構高価なんですよね。でいろいろサイトを色々見ていたら、医療関係の本を専門に買取している会社がありました。学生時代に使っていた教科書や参考書が買取できるらしい・・。よくある本の買取店はなかなか値段がつかなかったり、買取してもらえないことがほとんどなので、こういうのを活用して、新しい参考書の資金にしてもいいですよね?
検討してみてはいかがでしょうか(笑)
たまには看護師長らしいブログを書いたと思うゆーさんでしたー
bye!