アラフィフ男看護師のブログ 面談で役に立つスキル!『オープナー(opener)』について

オープナー

みなさんどーもです!ゆーさんです。

年度末忙しくしてますか?

この時期は人事考課での最終評価や年度末の面談を行っているか、これから行う予定か・・どちらにしても、管理職の皆さんも忙しくしていると思います。

本当に今年度お疲れ様です。

今日はこの時期やっている人が多いであろう、人事考課の面談について書こうと思います。

どうやってスタッフや部下と話せばよいのか?

どのような流れで面談を進めていけばよいのか?

困っていたら、今回紹介するオープナー(opener)というスキルが役立つと思います。

なぜスタッフとの面談が必要なのか?

面談って

『対象となるスタッフや部下と直接対面で会話することです。』

相手の顔を見ながら行うので、メールやLINEでのやり取りとはまるで違います。

ポイントは相手の【顔を見ながら】というところです。

このITの時代に、面談のためにお互い時間を調整し、直接会うことがどれほど重要なことか、管理職の皆さんなら理解されると思います。

正確には対面コミュニケーションと言いますが、そのメリットは

【スタッフや部下との信頼関係が築きやすいこと】です。

相手が話すときの身振り手振り、表情の変化、目線の位置、息遣いなどから、相手の感情を細かくくみ取れることが最大のメリットですねー

そもそも面談を行う理由は

1、信頼関係の構築

2、スタッフの意欲向上

3、スタッフの育成

があると思います。

ぼくは職業柄、人を良く観察します。観察は看護師の大切な看護技術ですので(笑)。

会話の中で、話し方は変わらないのに、目線が変わったとか、『手の動きが落ち着かなくなってきたから、不安が強くなってきたか、自信がないことを話しているのか?』、『声が大きくなったし目を見て話すようになったから、この話は自分の得意な分野なのかな?』など、

その人の全体を看て言葉の内容以外の情報から、本質を見抜こうと面談しています。実際、言葉に出して自分の気持ちを上手に伝えられる人・・・あんまりいませんよね。

なので、そういう情報から、先読みしてアプローチするときもあります。そのほうが本音を話してくれると実感しています。

面談の最終目標は部下やスタッフが

その時に【本音・本心】を語ってくれるか?に尽きると思います。

そうじゃないと、その時間はただの『お話し』となってしまうので(笑)。

そうなると自分にも相手にも不利益となると思っています。面談としてお互いが忙しい時間を、やり繰りして臨んでいるので、その時間は大切にしたいですね。

オープナー(opener)というスキル

僕は36歳の時に通信制の大学に通い始めました(無事に卒業して学位取得できてます!)。

なぜかというと、立場的に教育学と心理学の必要性を感じたからです。

それまでは、ほぼ経験だけでスタッフと接していました。

ただ経験だけではこれからいろんな世代の人と関わる上で限界かな~?って・・もっと自分の知識にひき出しを増やしたいな~と・・そしたらもっとスタッフのためになる関りができるかな~って思いました。

みなさんはこのような人に会ったことはありませんか?

『あの人』だとなんかつい自分のこと話しちゃうな~

『あの人』・・なんか話しやすいな~

『あの人』に話しを聞いてもらいたいな~

なーんて人に会ったことありません?

そういう人・・そういうスキルを持った人・・・心理学では

『オープナー(opener)』って言います。なんかカッコいい(笑)。

自然にオープナーな人・・・いると思います(ナチュラルオープナーと勝手に命名してみました)。

なんか第6感的な、特殊能力的な『オープナー』・・・。こんな能力があれば効果的で、お互いにとって意味のある面談ができると思います!

オープナー(opener)の特徴

  1. 人々は頻繁に、自分自身のことをわたしに話す。
  2. よく、聞き上手だといわれる。
  3. わたしは、大いに他者を受け入れようとする。
  4. 人々は、わたしが秘密を守ると信頼してくれる。
  5. 人々は、わたしに対し、とても簡単に心を開いてくれる。
  6. 人々は、わたしといるとリラックスしてくれる。
  7. わたしは、人の話を聞くのが好きである。
  8. わたしは、人々が抱えている問題に同情しやすい。
  9. わたしはよく人々に、何を考え、どう感じているか話すようすすめる。
  10. 人々が自分自身のことを話し続けられるように、わたしは相手の話の腰を折らない。
Psychology Todayより引用

これオープナーの人の特徴だそうです。

当てはまる人いますかー? これ・・・全部当てはまる人なんているのかな~

ぼくは5個くらいかな~(笑)。

パッと見る限り、そんなに難しくなさそうな気がしませんか?

海外ドラマに『メンタリスト』ってドラマがあります。かなりシリーズ化されている人気ドラマですが、その主人公が心理学の知識を使っていろんな事件を解決していく内容ですが、その中で『オープナー』のスキルを使っていますねー

オープナー(opener)になれる方法を紹介

1、相手の話を最後まで聞く!

よくいません?話している途中で、自分の話しをかぶせる様にぶち込んでくる人(笑)。それは良くないですねー。

まずは相手の話しをしっかり聞いて、さえぎらず、最後まで聞きましょー。

2、自己認識を養う。

色々調べてみると、この言葉よく出てきました。

《自分自身の性格や能力、思考方法、感情などを明確に理解する》という意味だそうです。なんだか難しいですが・・・

簡単に言いすぎると、

《自分の性格や弱点、得意なことをしっかりわかっている人。自分の置かれている状況を正しく知っている人》っていう感じでしょうか(笑)。

結局は自分のことをよく知りもしないで、他人のことを知ることはできないってことですね~

3、相手の話しに共感する。

これ・・・簡単そうで難しいです。看護学校でも習いましたよ・・共感的態度!

それね、自分の興味のあることや感情が相手と同じときは、『うんうん』と共感できやすいんですよね。だけど話しているとそうでない時も多々ありませんか??

「それは違うだろ~」とか「そんなの〇〇したら良かったじゃん」て、自分の価値観とか経験で思ってしまう時ありますよね?

共感って、そんな風に思っても、がんばって相手の立場になって感情移入します。そして話しを否定せずに「それは辛かったねー」という様に返答します。

4、オープンクエスチョン

相手がどう思っているのか、どう感じているのか質問する方法です。そうすることで相手の考えを知ることができますね。会話の内容も広げることができます。

反対に返答が「はい」「いいえ」で答えられるような質問をクローズドクエスチョンと言います。これは「〇〇が好きですか?」、「○○をやりたいですか?」というような質問方法です。

結論が出るのが早いのが利点ですが、そう考えた理由や本当にそう思っているのか?本心が見えにくく、会話も広がらないのが欠点です。あとから「ゆーさん師長に言われたから断れなくて、○○の研修に行かされる・・・」なーんて否定的になることもあります。

5、相手の話しを熱心に聞く

これ結構難しいと思います。だけど熱心に聞いているその気持ちが相手に伝われば、きっといろいろと自分のこと話さらけ出して話してくれて、今まで以上に信頼関係が深くなると思います。

相手に心を開いてもらいやすくなるために

今まで書いてきたことを意識しながら実践出来たら、

きっと、これまで以上にコミュニケーションが上手になれると思います。

頭でわかっていても、結局コミュニケーションは技術なので、何度も何度も繰り返し実践することが必要ですねー!

ちょうどこの時期、人事考課の面談時期だったので、自分の振り返りも含めて、オープナー(opener)について紹介させてもらいました!

面談続きでちょっと疲れているゆーさんでしたー

bye!

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